被災地支援-株式会社ロジカル

東日本大震災から6年が経過しました。被災された方々、そして今尚避難生活を余儀なくされている方々に心よりお見舞い申し上げます。

多くの悲しみに触れ、命の大切さ、人と人との繋がりの大切さに改めて気付かされた大震災。被災地の方々は復興に向け力強く日々を過ごされています。この未曾有の大震災の発生を受け、弊社としても何かしらのお役に立ちたいという想いから、2011年より被災地支援活動を開始しました。

被災地支援-株式会社ロジカル

活動開始当初は被災地ボランティアセンターに登録し、瓦礫の撤去や汚泥の清掃、漁業を営む漁師さんの作業の補助等を主に行い、地域復興の礎を築くお手伝いをさせて頂いておりました。その後数年が経過した後、ボランティアセンターの閉鎖に伴い、地域活動のお手伝いをさせて頂く事となり、現在は「南三陸木の家つくり互助会」の作業をお手伝いさせて頂いております。

「南三陸木の家づくり互助会」とは、高台移転に伴う造成工事が本格化してくる中で、町内外の有志によって2013年9月4日に設立されました。互助会に加入する会員同士で、労働力や保有している山の材木などを提供しあうことで、少しでも家の建築費を抑えられるようにすることと、森林資源の活用を通して町を活性化することが目的です。既に数棟の災害に強い木の家が完成しています。

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南三陸沿岸では、これからが復興住宅の建設ラッシュを迎える中、当互助会では地元の森林を活用した住宅作りを推進しています。戦後植林された杉が活用期を迎えています。今、復興需要に応え木材を存分に活用する事が、資源循環の地域を作り、被災地の復興をすすめる事につながります。そこで、今後の住宅需要をにらみ、原木丸太の貯木を予定しています。木の家は注文してすぐに建てられるわけではありません。あらかじめ伐採して、製材、乾燥を経て住宅用の木材になります。つまり、今から丸太を蓄えて乾燥させておくことが必要となります。まずは原木丸太100本、住宅3~4軒分を目標としています、この丸太は森林組合が買い上げ、製材後施主が建材として購入します。この建材代が次の原木代として戻ってきます。この循環が、地域の復興に繋がるのです。

森林資源の活用と通して町を活性化させるという復興に向けた強い志に敬意を表し、私たちロジカルはこれからも微力ながら被災地支援活動を継続してまいります。

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